地域で見るお醤油料理のトレンド
岡山倉敷出身の私と青森弘前出身の夫。
日本の西側と北側では
お醤油の種類だけでなくその使い方も異なりました。
![](https://marukome-shoyu.com/wordpress/wp-content/uploads/2023/03/醤油の沖縄旅行_201130_7-1024x576.jpg)
夫の実家に遊びにいった際には、
青森弘前の山の幸や塩漬けで保存する食文化に感動しました。
干物、またぎ飯(猪肉)、山菜、きのこ料理などは
地元岡山では口にする機会がなくどれも新鮮に感じました。
お醤油も岡山の甘いお醤油とは異なります。
温暖な岡山では、
食材を塩漬けして長期保存したり、
新鮮な魚がとれるため魚を保存するという食習慣は
あまり接する機会がありません。
![](https://marukome-shoyu.com/wordpress/wp-content/uploads/2023/03/醤油の沖縄旅行_201130_11-1024x576.jpg)
個人的には、
上京した際にお漬物や干物を知り
柴漬けやたくあん、ホッケがおいしくて驚きました。
蕎麦よりもうどんの方が広く浸透し
新鮮な海の幸が中心な岡山。
蕎麦が広く浸透し
保存食が豊富で山の幸が中心の青森。
同じ日本でもこんなに違うのかと楽しくなります。
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そして、最近の醤油をつかった料理で
多くなってきたと感じるのは
韓国系メニュー。
韓国風の調味料に
お醤油を付け加えた
メニューがぐっと増えたなと感じています。
チヂミに酢醤油をつけて食べたり
麻薬卵(ゆで卵の醤油漬け)はSNSで話題になりました。
※麻薬卵(ゆで卵の醤油漬け)
韓国で一般的な作り置きのおかず。
半熟煮卵にネギなど薬味をたっぷり入れ、醤油ダレをつけて食べます。
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またフレンチのシェフの方が
フレンチのキーになるソースに
丸米醤油を使っていらっしゃることもあります。
ソースの仕上げの最後に
さっと丸米醤油をたして旨味を調整するそうです。
丸米醤油は塩分が少なく旨味が強いため
ソースなどのコクを出しやすい特性があるのです。
地域で変わる醤油の使い方、知れば知るほど
ますますお醤油の世界にはまっていきます。